第47回衆議院議員総選挙/各党発言要旨〔2014年11月30日〕
民主党・岡田克也代表代行(長崎市で街頭演説)
◆憲法あってもなくても一緒
- 憲法解釈の変更を全否定しているつもりはないが、十分な国民の理解が前提だ。
- しかし、(安倍政権は)今回のように大きな改革を議論もなくやってしまう。これを認めたら憲法はあってもなくても一緒ではないか。
- どんどん憲法解釈は変えていかれる。どんな日本になるのか。真剣に考えてもらいたい。
- 国の形が変わってしまうかもしれない。そのことを私は非常に恐れる。
自民党・谷垣禎一幹事長(札幌市で街頭演説)
◆解散決断「まっとう」
- 何で今解散なんだ、大義なき解散だという人がいる。
- しかし、これだけ社会保障の負担も大変になっている日本で消費税(増税)は必ずやらなければならない。
- それを先送りするという決断で国民に信を問おうというのは極めてまっとうな発想だ。
自民党・安倍晋三総裁(神奈川県鎌倉市で街頭演説)
◆裏切らないことが大切
- (解党を決めたみんなの党出身の)相手の候補者はどんどん色が変わっていく。戦いにくい。やはりこれはおかしい。
- みんなの党で約束したことはみんなの党で実行するのが政党の責任だ。一番大切なのは国民の信頼を裏切らないことだ。
民主党・輿石東参院副議長(甲府市内の後援会会合で)
◆解散より35人学級継続を
- 誰も望まないのに、何で安倍晋三首相は衆院解散をしたのか。
- 700億円を使えば、(政府が見直しを検討する)子供たちの35人学級を10年間続けることができる。この一つとっても怒りがこみ上げてくる。
自民党・細田博之幹事長代行(東京電力柏崎刈羽原発を視察後、新潟県柏崎市で講演)
◆小泉さんに原発分からぬ
- 柏崎刈羽原発が動き、地元の経済が回っていくことが必要。
- 再稼働を推進すると、私は小泉(純一郎)元首相のとき官房長官だったので、「けんかしていいのか」と言われることがある。
- 科学技術の面では小泉さんは全く分からない。分からない人は分からない。正しいことを正しいと思ってやらないと、この国の発展はない。
公明党・山口那津男代表(大阪市で街頭演説)
◆法人税上げで企業流出
- 共産党の人たちは「所得税、法人税を上げろ。お金持ちから、大企業から取れ」と言う。
- しかし、世界には「法人税を下げるから世界の企業いらっしゃい」という国がいっぱいある。
- 日本の力のある企業が「法人税が安いから」と、どんどん出てしまったら社会保障もできなくなってしまう。
菅義偉官房長官(大阪府八尾市で街頭演説)
◆アベノミクスは数字が語る
- (民主党政権時の)2年前、シャープやパナソニックは人員整理を余儀なくされ、こうした企業は国際競争にことごとく敗れた。
- 安倍晋三首相がアベノミクスの3本の矢を放った結果、経済環境は一変した。民主党はじめ野党は批判をしているが、数字が物語っている
民主党・前原誠司元外相(新潟県三条市で講演)
◆アベノミクスはギャンブル
- アベノミクスというのはギャンブル。国民の皆さんを賭場に連れていっているようなもの。
- うまくいったらいい、うまくいかなかったらみんなドボン、こういう危険な政治をしている。この暴走を止めなければならない。(
- 最終更新:2014-11-30 21:54:45